メディカルチェックを受けた方がよい人とは?

                               日本赤十字社救急員、川崎体育救護クラブ会員   

                                ユーマックス 代表取締役       湯谷 睦

 

メディカルチェックをお勧めします。


呼吸器や循環器の衰えや変化を知るためにはメディカルチェックという有効な方法があります。スポーツを安全に楽しむ上で、自分の体力や身体の状況を正しく知っておくことはとても大切なことです。メディカルチェックを受けて、対処法を心得ていればたとえ冠危険因子をもっていても、十分にスポーツを楽しめるはずです。冠危険因子とは高血圧症、高コレステロール血症、糖尿病、喫煙、ストレス等をさします。逆に、前もってこれらのことがわかっていれば、事前にきちんとした手が打て、メディカルチェックが非常に有効です。

 

メディカルチェックを受けた方がよい人とは?


メディカルチェックとはスポーツをして障害が発生しないか、あるいは障害をもっている場合どの程度のものかを調べるものです。検査の結果、重い症状や重大な病気が発見されず、軽度のしかも日頃からよくヘルスコントロールされたものであれば、スポーツをしても差し支えないといわれています。自覚症状がある人はもちろん、自覚症状がなくても冠危険因子をもっている人、あるいは中高年の域に達した人はメディカルチェックを受けていくのがよいでしょう。
特に、次の症状がひとつでも心当たりがあれば、必ずメディカルチェックを受けておいた方がよいでしょう


・ 胸が締め付けられるような感じがする時がある人
・ ちょっと動いても息切れのする人
・ 頭痛やめまいがして頭がふらふらする人
・ 顔や脚がむこんでいる人


全ての検査を終えて、「スポーツをしてもよい」とお墨付きをもらったらもう安心です。親しい友人と一緒に、自分のペースでスポーツを楽しんで下さい。人間の身体は30歳を過ぎると何らかの変化が起きるわけですから、中高年ともなれば身体の1ヶ所や2ヶ所に具合の悪いところがあっても不思議ではありません。したがって、本人が十分にそのことを理解した上で、上手にケアしていればスポーツをする上でなんら問題はありません。逆に、楽しく安全にスポーツをすることにより心身がリフレッシュされ、症状が改善したという方も多いようです。

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